光触媒コーティングの原理についてQ&A

光触媒コーティングってどうなの?

本当にすごいの?

なぜそうなるの?


ここでは当社が扱う光触媒コーティングについての原理について、Q&A方式で見ていきます。

目次

Contents

光触媒コーティングの効果は?

  1. 抗菌・抗ウイルス機能

  2. 消臭機能

  3. 防汚機能

以上の3点が光触媒コーティングの主な効果です。

コロナウイルス等のウイルスに対しても、99%以上の抗菌・除菌効果が実証されていて、今後の生活環境の中での需要は高まるばかりといえます。


そんな不思議な光触媒コーティングについてみていきますね。




どうして光触媒は、いろいろな有害な物を水や二酸化炭素へ分解できるのですか?

どうして光触媒は、いろいろな有害な物を水や二酸化炭素へ分解できるのですか?

酸化チタンという物質が光を受けることで、2種類の活性酸素を放出します。
この活性酵素がコーティング膜に付着した有機物を分解(酸化分解と呼ぶ)し、最終的には水や二酸化炭素等の無害な物質に変わります。




分解できる有機物とは、具体的にはどのようなものですか?また、分解できないもの はありますか?

分解できる有機物とは、具体的にはどのようなものですか?また、分解できないもの はありますか?

ウイルスや細菌、有害なガス(VOC)などは、全て有機物です。昆虫なども有機物 ですので、原理上はそれらすべてを分解することができます。また、分解できないも のは無機物で、ガラス、石材や砂、鉱物などが該当します。


全ての有機物を分解できるのですか?

全ての有機物を分解できるのですか?

原理上は分解できます。ただ、光を受けることが条件であり、その光の強さや、照射時間によって分解までの時間は大きく異なります。ウイルス等の非常に小さなものは 比較的早く、虫等の目に見えるような大きなものは非常に長い時間が必要です。


全ての有機物を分解できるならば、人体に付着した場合は人体も分解してしまうのでしょうか。

全ての有機物を分解できるならば、人体に付着した場合は人体も分解してしまうのでしょうか。

仮に人体に付着したとしても、ヒトの新陳代謝により、酸化チタンは皮膚の表皮と一 緒に剥がれて残ることができません。その為、分解に必要な時間留まることができず、結果として人体に影響はございません。


有機物が水と二酸化炭素に変わる原理を教えてください。


酸化チタンが光を受けることで、活性酸素を放出します。その活性酸素が有機物の組成に含まれる炭素や水素を奪い、活性酸素が水や二酸化炭素に変わって空気中に放出されます。有機物は結合を分断されたことにより、形を留められずに崩壊し、なくなります。これが光触媒の原理です。



菌の死骸までも分解することを証明するエビデンスはありますか。


一般的な試験機関での試験では、培養を行い「菌の生死」から除菌効果を確認するもので、その菌が分解されたかまでは確認できません。弊社は、菌が分解される様子を電子顕微鏡にて撮影することに成功し、この動画によって「死骸まで分 解するエビデンス」を所有し、メカニズムを証明しています。


活性酸素は体に有害と聞いています。有機物を分解する際に発生する活性酸素が 人体に影響を与えることはありませんか。


酸化チタンが放出する活性酸素は、コーティング面表面至近に発生し、表面の有 機物に作用していきます。コーティング表面上に有機物が全く存在しないという状態は非現実的であるため、発生した活性酸素は常に有機物に作用し、変化していくため、体内に取り込まれることはほとんど考えられません。



有機物を分解した後、水と二酸化炭素に変わっていくと言われていますが、温暖化の観点から、その二酸化炭素は環境に悪影響ではないのですか。


光の強弱や有機物の組成によって、二酸化炭素の排出量は異なる為、一概には発 生量を規定し、判断することはできかねます。ただ所説ありますが、1人が1年間 に呼吸によって排出する二酸化炭素量は約0.3トンと言われており、その量よりかは明らかに少ないと推測でき、環境への影響も大きくないと考えております。



ko-kin.を使用すると、もともとのニオイが段々と違うニオイに変わり、逆にニオイが強くなる場合があります。ニオイを分解するはずなのに、どうしてでしょうか。


光触媒は、ニオイの元である有機物の組成を分断し、ゆっくりと分解していきます。その為、分解途中では組成を分断された有機物が違うニオイに変化することもありますが、時間が経つにつれ分解が進みニオイがなくなっていきます。ただ、その途中のニオイが籠らないように換気をお勧めいたします。



光触媒の親水性の効果はどのようなものでしようか。



水を弾き、表面に水滴を作るのが撥水性。反対に、水を弾かずに表面に馴染むよ うに、水滴が潰れていくのが親水性です。酸化チタンが光を受けることで、表面 が親水基で覆われます。これは薄い水の膜が張られている状況であり、水の接触 角度が非常に小さくなる為、水が汚れの下に入り込み、洗い流しやすくします。



ko-kin.がコーティングできるのは、接着剤が含まれているためでしようか。



ko-kin.は特殊な結合技術で、接着剤を一切用いずに強いコーティングができま す。その原理は、1〜20nmという非常に小さな酸化チタンの粒子が折り重なるように対象表面のわずかな凹凸に入り込み、粒子同士の結合が強く働くためです。その為、接着剤が含まれずとも、強く接着することができます。



接着剤不要でコーティングできる原理がどうしても理解できません。詳しく説明できますか。


ko-kin.は、①アンカー効果、②水素結合、③分子間引力の3つの力で基材に強く接着されていきます。
①アンカー効果は、微小の酸化チタンが基材の凹凸に入り込み、折り重なる効果。表面の凹凸があればあるほどしっかりと積み重なります。②水素結合は、酸 化チタンが持つ水酸基同士が結合することで強く働きます。同時に、無機物の表面にも水酸基が存在するので、無機基材とも相性よく接着されます。③分子間引力は、粒子同士が結合する力で、粒子が小さければ小さいほど強く働くため、10 〜20μmというko-kin.の微小の粒子では非常に強くはたらきます。


ko-kin.をコーティングすることで、表面を隙間なくがっちりコーティングできる ものでしようか。それとも、酸化チタンの粒子同士で隙間が空いているのでしよ うか。


塗膜の厚さが却mであれば、完全に覆うことはできますが、それでは1L (エアゾール5本分)スプレーしても6平米(約3畳)しか施工できません。通常は0.2 μm程度の塗膜厚で、ポーラス状(多孔質=穴が無数に空く)にすることを推奨し ています。0.2μmでも効果はきちんと発揮されます。


ko-kin.のコーティング層の厚みと効果の程度は関係あるのでしようか。


コーティング膜が厚ければ厚いほど、隙間が埋まり、酸化チタンが光を受け、活性酸素を放出できる面積が増えるため、効果は高くなる傾向があります。ただ、 現実的な使用量とコストを鑑み、1㎡あたり約33gの塗布量で0.2〜0.3μmの塗膜厚構築を推奨しています。


酸化チタンの塗膜の強度を教えてください。


JIS基準の硬度確認を行い、2 H以上の硬度を持っております。



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