家を建てる会社で、悪い建築屋さんの見分け方ってわかりませんよね?

先日県外の家を建てる会社の現場監督とお話しする機会があり、現場のプロの目から見た良い仕事をする業者さんと、悪い仕事の建築屋さんとの見分け方を教えてもらいました。

お客さん側からは見えない部分の裏側から見たお話しなので、的を射た意見でした。

お客さんには良い部分しか見えないようにされている、特に悪い会社はそこに力が入っているので、よく見えてしまうそうです。

せっかくなので、家を建てる、新築しようとしている皆さんの会社選びの参考の為ご紹介させて頂きます。

新築する時の悪い会社の見分け方のポイント

先生先生

  1. 現場で仕事にたずさわっていない業者

  2. 住宅展示場を持っている業者

  3. 不動産屋の仕事をしている業者

  4. 先行きが心配な業者

  5. 住宅メーカーの代理店の業者

  6. ドンブリ勘定の見積りを出す業者

  7. 職人さんの出入りが激しい業者

  8. 契約を急かせる業者

  9. 免許がない・名義貸しの業者


この9点を教えて頂きました。

正直、私の感覚とは少し違う部分もあります。

また、全部に該当しない建築屋さんを探すのも大変です。

どこかしら引っかかると思います。

なので、教えて頂いたポイントと、私の意見も添えて解説したいと思います。
ダイニング

現場で仕事にたずさわっていない業者

先生先生

仕事をとっても、そのすべてのものを下請けに仕事をさせて自社自らは何もしないという建築業者が多いです。

(いわゆる丸投げ)自分で仕事をしないので頭の中は「金、金、金・・・」搾り取ることしか考えていません。

また、小さな業者なのに、親方(経営者)が現場に携わっていない業者があります。

親方がゴルフ等をして遊び回ったりしています。

最近は不況でゴルフをする親方もあまり居ないと思いますが、そんな親方の姿を使われている大工さんが見たらどうでしょう。

仕事に対する姿勢もやる気がなくなり、良い家を建てようと思いません。

親方が遊び回っている費用も、そこで建物を建てた人が支払っているのです。

それと較べると、親方が現場で目を光らせているところは、使われている大工さんの仕事にも張りがあり、質の良い仕事をしてくれます。


正義の味方正義の味方

確かに請負契約しても、その会社には現場監督もいなくて、現場をチェックする人間がいない、元請けだけをしている会社もありますね。

やはりダメですね。

実際に元請けが現場の管理をできていないと、横浜のマンションみたいなことが当たり前に起こります。

納得のポイントです。


住宅展示場を持っている業者

先生先生

住宅展示場は何のためにあるのでしょうか?

モデルハウスとか言われていますが、家をたてる人にイメージを植え付けるものです。

モデルハウスと同じものが自分の欲しい家であるとは限りません。

住宅展示場はお客を引き付けるための住宅メーカーの商法なのです。

自動車のディーラーと同じ様なものですが、車は展示場にあるものと同じ物を手に入れることができますが、住宅は「同じようなもの」しか手に入れることはできません。

実はこの「同じようなもの」というところに大きな落とし穴があるのです。

その住宅展示場は維持をするのに高額な費用がかかります。

都心に近ければ近いだけ地代が高いので維持費が高くなります。

その維持費もそこの業者で建てた建て主が支払っているのです。

最近は不況なため住宅展示場に来場する人が激減しております。

現在はその住宅展示場を維持する費用が負担になっているのです。

一部上場企業の住宅メーカーでさえ倒産すると言う噂が流れている時代です。

今や住宅展示場が住宅メーカーの経営を圧迫しているのです。

良い住宅を建築する事より資金繰りの方に頭が行っているかも知れません。

住宅展示場は金食い虫ですが、業者にとって一つの営業戦略です。

建て主にとっては維持管理費の肩代わりをさせられているだけで何もメリットはありません。


正義の味方正義の味方

これについては若干意見が違います。

デメリットとしての部分はおっしゃる通りですが、メリットもあると思います。

やはりイメージがわきにくいものなので、現実に建物を見せれる、夢を持てるといった部分ではメリットがあると思います。

実際にできる建物は展示場の様なものにはならず、グレードダウンしてしまうの事がほとんどですが、それでも車を買うのと同じで、ある程度の実物があった方が、よりイメージに近いものを建てれる可能性が上がります。

参考にするという意味での展示場は役に立つ部分があるというのが私の意見です。

大切なのは、営業手法にまんまと引っかからないという事でしょう。


不動産屋の仕事をしている業者

先生先生

不動産屋ありきで、建築をしている業者や不動産屋あがりの業者はやめましょう。

不動産屋の延長で仕事をしているため、仕事内容のレベルが低いのです。

「欠陥住宅なら任せておけ」(失礼)タイプの業者です。

そのような業者にレベルの高い仕事を期待しても無理な話です。


正義の味方正義の味方

これについてはおおむね賛成です。

「不動産屋の家なんか誰も買わない」
「家屋さんの勉強をしてハウスメーカーとしてのスキルと知識を身につけろ」

と教えられました。

確かにそうです。

同じ家を建てても、似て非なるものだというのは判ります。

どこかダサい、何か足りない家が多いです。

また、最初の丸投げにもつながります。


先生先生

例外的に、別会社もしくは専門の部署とスタッフが存在し、現場管理の監督がいる場合は例外と言えるかもしれません。

が、母体が不動産経営である場合は、利益重視の傾向が強いので、この場合も価格には要注意です。


正義の味方正義の味方

なるほど。その傾向はありますね。

参考になります。


先行きが心配な業者

先生先生

経営者や現場監督等が高齢で、後を継ぐような人がいない業者は避けた方が 無難です。

高齢になると何でもそうですが根気がなくなります。

建て主さんは「必死の家づくり」です。

しかし高齢の人と打ち合わせている と不満が生じてきます。

新しい考え方や新商品の知識もなく、打合わせにも気合い が入りません。

小さい工務店がだめだといっているわけではなくて、かえって親子2〜3代にわたって仕事をしているということは、黙っていても信頼の証なのです。

5年後、10年後のアフターケアのことも十分考えましょう。


正義の味方正義の味方

確かにそうですね。

5年後、10年後会社がなくなっていれば、何かしら起こったときにお願いする所がわかりません。

ちなみに今日ちょうど10年になる私の自宅で水漏れがあったのですが、すぐに対応して頂けました。

その対応先が無いとなると、パニックになっていたと思います。

家に関する様々な部品はおおむね5年か、10年経過で劣化するものが多いので、そのころに会社が無くなっている可能性が高い業者は避けるのが賢明ですね。


住宅メーカーの代理店の業者

先生先生

住宅メーカーでも直営施工と代理店施工があります。

大手住宅メーカーに建築を依頼したつもりだったのですが、よく調べると実は「販売代理店と契約していた」という事があります。

直営施工なら建物に何かあったときは住宅メーカーが責任をとってくれまだ安心だと思いますが、代理店方式の住宅メーカーに工事を発注・施工すると 問題があります。

代理店が施工不良をしても、代理店は住宅メーカーにとっては資材を購入してくれるお客であり、クレームが発生したときは代理店まかせでなかなか対応をしてくれません。

これは本当にあった話です。

あるきっかけから基礎工事に重大な欠陥がある事を発見しました。

建て主は 施工した代理店にクレームで直すように交渉しました。

建築してから5年も 経っているため代理店は良心的な対応をしてくれませんでした。

代理店に誠意がないならと住宅メーカーに掛け合いました。最初はノラリクラリと対応していましたが根気強く住宅メーカーと交渉した挙げ句、やっと基礎工事の補強工事をしてくれる事になりました。

ここまで来れたのは建て主のしつこいまでの交渉があったからなのです。

普通の人なら多分諦めていたでしょう。

有名な住宅メーカー代理店でもこの程度なのです。


正義の味方正義の味方

なるほど。
代理店は看板を借りているだけなので、自覚が無い場合は施工や経営方針に問題がある場合があるんですね。

要注意です。


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ドンブリ勘定の見積りを出す業者

先生先生

建物の金額は、外装・内装などの仕上げ材を決め、使用部材の数量と施工手間の積み重ねと必要経費の合計で決まります。

その計算式は見積書に明記すべきなのです。

ところが未だに1式=・・・円と金額を明確に表示した見積書を提出しない業者があります。

このような時代遅れの業者には仕事を依頼しないほうが良いでしょう。

大手住宅メーカーの見積書もほとんどがどんぶり勘定です。

多分、家を建てるとどれだけの利益があるのか知られるのが恐いのでしょうか?

ちなみにしっかりした設計図があるなら2〜3社の業者から見積もりをとってみると金額の見積もりの仕方と、金額の差がわかります。

しかし、金額だけで見積もりを競い合わすと、知らない間に内容が変わっていたり、質の悪いもので見積もられていたりするので、しっかりした設計をして、管理してくれる人に託さなければなりません。


正義の味方正義の味方

一式見積もりの項目が多い会社は、”要注意”という事ですね。
見積書の内容も要チェックです。精査する必要がある・・・。

ということは見積書提出のその場で決めたりするのもダメって事ですね。


職人さんの出入りが激しい業者

先生先生

職人の出入りが激しいかどうかで工務店を見分けるのは、その工務店で初めて家を建てる人は分からないと思います。

職人の出入りが激しいということは、その工務店のカラーがいつまでも出せませんし、技術力も一定しません。

前に建てた物と今建てている物とに、表面上はわからない中身の技術力の差がついてしまうのです。

工務店の中にはマトモに仕事をした大工さんや下職さんに正当な賃金を支払わないところがあります。

要するに賃金カットです。

このような工務店は程度の良い職人は寄り付きません。

程度の悪い職人集団になってしまうため良い仕事は期待できません。

職人の対応(挨拶、現場の掃除等)を見ればよく分かると思います。


正義の味方正義の味方

この意見は200%賛成です。

全く同じ意見です。下記の記事を参考にして下さい。




契約を急かせる業者

先生先生

不況のため着工棟数が激減しております。

赤字決算の建築業者が増えております。そのため大手業者も必死です。

数字をあげるために契約を急かせる業者がとても多いのです。

打合わせをして一週間も経たないうちに間取りと見積書を持ってきます。

そして考える間もおかず、契約を催促するのです。

こちらがはっきりしないと上司と同行して「100万円値引きしますからこの場で契約してくれ」等と言うのです。

もっとひどいケースは購入する土地も決まってないのに、「建物の契約だけでも」と契約をせまる大手業者もあります。

朝夜、休みの日も、仕事場もかまわずしつこいぐらいの営業攻勢、でも彼らにとってはたいしたことではありません、だって数百万の儲けのためですもの。

「ナリフリかまわず」の世界で困ったものです。

某ハウスメーカーなどでは、たった3回の打ち合わせで契約を取れないセールスマンは、「だめセールスマン」の烙印を押されるそうです。


正義の味方正義の味方

これも賛成です。

キャンペーンだなんだと言って、月末までに・・・なんて言う営業マンが多いですが、私はこの言葉が嫌いです。

だって、誰の都合かというと、その営業マンや会社の都合だからです。

上手い事言ってその都合を押し付けているだけなのです。

これが上手な営業マンが売れる営業マンですが・・・。

立ち位置が違うと私は考えます。

会社や営業マンの成績の都合を感じ取ったら、要注意です。

そんな押しつけをしなくても、契約をしている会社は存在しますので^^


免許がない・名義貸しの業者

先生先生

これはそもそもの話なのですが、建設業の免許が無かったり、免許があっても、本来常駐勤務が必要な「専任技術者」がいない=「資格の名義貸し」の会社も多々存在します。

免許だけ借りてきて、後は全部無資格者がやっている会社は、素人な上に営利主義の権化と言える会社でしょう。

建設業の許可に必要な「専任技術者」に必要な資格は、1級建築士や1級施工管理技士といった資格を持っているか、10年以上の現場経験が必要であったりします。

入り口でチェックするべき項目です。


正義の味方正義の味方

要は偽物って事ですね?

多分その場合は免許・資格では無く「商売がうまい、口が上手い」という事でしょう。

納得です。


9つのポイントを活用しましょう

今回教えて頂いた9つのポイントは大変参考になりました。

現場の監督を30年されてきた方の言葉には、やはり重みがありました。

いちいち納得してしまいました。

あなたがもし現在建築屋さんを探したり、どこで建てるか迷っている場合にはぜひ参考にして下さい。

どこかしら引っかかるポイントがあるので、それが少ない会社を選択していけば良いと思います。

必ずあなたのプラスになるでしょう。

建築屋さんの通知表

建設業では建設会社に対して、公共団体が点数をつけて評価をしています。

そうする事で、公共工事の品質を確保しようとしているんですね。

民間の建築屋さんにもそういった評価を個別ですることで、どこに頼んでよいかわからない場合の指標となるでしょう。

もちろん不動産屋にもそういったものがあっていいと思います。

今回は試験的に不動産の査定書ならぬ、建築屋さんの通知表を作成してみました。

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  • 企業規模

  • 地域密着性

  • 価格(コストパフォーマンス)

  • 営業マン

  • 存続性

  • 現場管理

  • 資格
  • 等について点数化し、採点できるようにしています。

    自分でできるので、わかる範囲で選択するだけで、勝手に採点してくれます。

    ダウンロードして頂くと、例として既に私が勝手に建築屋さんをイメージして、選択し、既に採点されています。

    気にせず、ご自分が検討している会社の特徴を選択してみて下さい。

    点数がマイナスになるようだと、怪しさ満点の会社だと言えるでしょう。

    見た目と現実のギャップがわかると思います。

    幸せな結果を得る為には、自分に合った項目がもっとあっても良いでしょう。

    私が思うポイントで作成した雛型なので、あなたが重要視する項目に置き換えてみるのも有りだと思います。

    シートについてはパスワード保護をしていますので、簡単なものなので、ご自身で作成するもよしですし、パスワードもご連絡頂ければお伝え致します。

    案外と正確なので面白いかも?

    まとめ

    現場のプロの意見だけあって、なるほどと感心させられることばかりでした。

    家をこれから建てようとするときに、あなたが何を重要視するかによっても見方は変わりますが、必ず念頭に置いてほしい今回の9項目に加えて、私個人の意見を少々。

    本質的な話ですが、いわゆるハウスメーカーというのは”販売のプロ”であって、現場のプロとは異なります。

    方向付けをする誘導係のようなものですが、長年のブランド力や安心、信頼というものが存在します。

    価格はそれなりになってしまいますが、そのブランド力を優先するのも日本人の特徴です。

    しかし同じ金額をかけるのであれば、よりグレードの高いものを手にすることも当然可能なのです。

    そのブランドや安心にかかる費用を、自身が安心して任せれる会社へ頼めば、その分良いものを手にできるからです。

    車の話になりますが、私個人は車はTOYOTAだと思っています。

    やはりそこには安心があるからです。

    車は大手を選ぶのに、家は違うのか!?と言われそうですが、車は同じものを同じ品質で大量生産しています。

    私とあなたとの違いが発生しないのです。

    しかし家を建てるとなると話は変わります。

    それぞれが個々に違うのです。

    同じ間取りの同じ材質のものを使用しても、品質に差は必ず出てきます。

    携わる職人さんや、工程を管理する人間が違いますし、会社によって構造部分や細かい部分についての考え方が全く違うからです。

    下請けさんに対する扱いによっても、現場の仕上がりは変わってくるでしょう。

    大手の会社は、考え方や取り組み方、方針などを売りにしたりしますが、決してその営業マンが現場で作業するわけではありませんので、その言葉を鵜呑みにしてはいけないのです。

    全く反対のことが行われていることだって多々あるのです。

    という事で、あなたが重要視するポイントを決めておくことがとても大切な部分であるという事が私の個人的な意見です。

    安い、高いは当然ありますが、それに見合ったものであるかどうか?

    あなたが重要視するポイントをどれだけ実際にクリアできているか?

    というのは現場を見なければわかりません。下請けさんや、現場の職人さんに聞かなければわからないことも多々あります。

    ご自身の目で必ず確認をし、見積もりを依頼する前に会社を判断することが必要でしょう。

    以上、今回はかなり長くなりましたが、参考になりましたでしょうか?お役に立てればこれ幸いです。