世の中の利益の基本はローリスク・ローリターンハイリスク・ハイリターンですが、不動産の世界にはローリスクハイリターンの利益形態が存在します。

俗にいう中間省略と呼ばれる形態での取引が、ローリスクハイリターンの利益形態に該当します。

登記法が改正された当初は、中間省略が違法にあたる恐れがあるとして、控えられていた時期がありましたが、それまでの慣例や判例、平成19年の宅建業法の改正等によって、現在では合法とされ、至る所で行われている。

ローリスクハイリターンなんて、おいしい話が有るはずはない!と思われる方も居られると思いますが、不動産業界には確かに存在する、中間省略についてご紹介します。

実は誰でもできることなので、行動力のある方は実行してみてもいいかもしれません。

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ローリスク・ハイリターンの中間省略とは?

通常の売買は

売主A ⇒ 買主B・売主B ⇒ 買主Cへ

という形で、A,B,Cそれぞれの登記がなされます。

しかし中間省略では

売主A ⇒ 買主B・売主B ⇒ 買主C

という形で売買が行われ、本来登記がA・B・Cとそれぞれ行われる所を、

登記上はA ⇒ C 

という形で登記がなされ、Bの名前は出てきません。

※基本的にBは不動産業者であることが多いです。

中間の登記が省略される為、中間省略登記と呼ばれます。

では、なぜこの形が一番利益を産み出し、ローリスク・ハイリターンなのでしょうか?

答えは簡単です。

はっきり言ってリスク0に限りなく近いと言っても過言ではありません。

もちろん登記の費用が掛からない分、経費が掛からないという事もあるのですが、

素晴らしいのは、先付・後買いの形が取れるからです。

お願いごとお願いごと

どういう事???



売って欲しい人Aと値段を500万円で取り決めしたとします。(この後は売却活動)

そして、物件を探している人Cと1,000万円で購入の意向を取り付けます。

Cが購入意志を示した段階で、BはAと売買契約を500万円で締結し、すぐさまCと1,000万円で売買契約を締結します。

右から左で、500万円の利益が産み出されるわけです。

時間との闘いはありますが、前以て買主の希望が判っていれば、比較的簡単にできる作業です。

また、買う人が先にいて、売る人を見つけてくる形であれば、もっと楽に成立します。

「1,000万でこの条件なら買います」という人を見つけておけば、後は500万円で売る人を探せば良いので、ほぼリスクなしで成立するのです。

バブルのころの中間省略

バブルのころはこの中間省略が1日の内に9回繰り返された、なんて話も聞いたことがあります。

2,000万円でスタートした物が、その日の夕方には億を超えていた

なんていう恐ろしい事も起こっていたのです。

A ⇒ B ⇒ C ⇒ D ⇒ E ⇒ F ⇒・・・Jまで取引が行われ、その都度不動産屋は仲介手数料をもらい、買主B~Iは右から左へ利益を乗せていたのです。

デフレの時代にはありえない事ですが、土地が値上がりし続けている状況であれば起こり得ることだと言えます。

最近流行りの中間省略

ここ数年、全国的にはやっていたのが、1棟マンション買い取り業者による中間省略です。

地方では利回りが15%以上無いと動きが悪いのですが、都会や外国の投資家の方たちは10%未満でも不動産投資を行います。

簡単に言うと、この5%の差が中間省略をする業者の利益となるのです。

Bは3,000万円でAから購入し、Cへ5,000万円で売る、何てことが毎日のように行われているのです。

地方の不動産業者さんであればご存知ですよね?

毎日のように色々な会社(不動産屋)から、

「収益マンション買い取ります」

「1棟マンションの取り扱いは無いでしょうか?」

などと言った営業の電話とFAX,メールが無い日は無いくらいです。

我々からすると、え?マジ?と言うような価格で購入されている方がおられるのです。

売ったAさんも、安く売った感じはしていないケースも多いと思います。

世の中お金が余っているところはあるんですね^^

誰でもできる中間省略

知り合いのAさんが

「いくらでもいいから土地を売りたい」

なんてことがあったとしましょう。

たまたま知り合いのBさんが、

「土地探してるんだよね」

なんて話があったとしたら、あなたにも中間省略をするチャンスは存在するんです。

あとは金額を調整さえできれば、可能な事なのです。

まあ実際に正確で正しい取引ができるかどうかは別として、世の中にはそういうチャンスが飛んでいるという事なのです。

そして、それを見つけるのが不動産屋さんが長けている・・・という事なのです。

ローリスク・ハイリターンな中間省略、なんとなくわかっていただけたでしょうか?