以前、現存する不動産屋さんの仲介物件での出来事を思い出したので、免許を受けていてもプロと言えないような業者が存在することをお伝えしようと思う。

%e5%88%9d%e5%bf%83%e8%80%85

お前は素人か!お客さんが叫んだ不動産屋の失敗

その物件は3区画の分譲地でした。

売主:個人

地目:宅地です。(田から宅地での売買です。)

排水:浄化槽です。

つまり造成工事をしてからの売買でした。

当然買主は家を建築することを目的とし、売買契約を結んだのです。

さてこの契約における契約書、未完成物件にも関わらず造成工事の説明はなく、面積と価格、費用負担についてのみ書かれていました。

この段階でアウトなのですが、一般のお客さんにはわかりません。

不動産屋が責任をもってやってくれるという認識で契約したのです。

そして金額も決して安いわけではなく、どちらかというと少しお高めの単価設定でした。

さて、そんな状況でその看板を掲げている不動産屋が素人っぷりを発揮したのは、造成工事においてでした。

工事も完成したので、いざ所有権移転と残金決済を・・・ということになり、普通に代金と諸費用の請求が行われました。

その前後に工事についての相談が私にあり、現場を一緒に確認したのですが・・・

なんと道路とフラットに工事が行われているじゃないですか。

何が問題かと言いますと、排水の勾配が確保できていないのです。

この図を参考にして下さい。
通常浄化槽の排水を流すためには、水路の底との高さが、最低65cm~75cm(管底)+距離(m=1cm)の高さの確保が必要です。

それが確保されなければ、排水が流れないもしくは逆流してしまいます。

この現場に置き換えると、水路の深さが40cmだったので、距離を考慮して道路面より40cm程の地上げが必要でした。

このままではポンプアップする・・・常時ポンプで流し続けるか、もしくは地上げをし直す必要がありました。

当然そんな予算は組んでおらず、「普通に家を建築できるようにしてほしい」という事を不動産屋に伝えました。

なんとこの不動産屋、ランナウェイです。

極悪君

今の状態で家を建てる為の排水に全く問題ないから、残金を支払え!


この段階で工事が間違っているなんて思っていないのです。

もでる

いや、失敗している点を改善してください。でなければ受け取れません。



極悪君

いや私は失敗してないから、工事屋さんか売主と相談してくれ



もでる

え、工事屋さんは誰が連れてきたの?お宅でしょ?



極悪君

でも工事をしたのは工事屋さんだからそっちと話してくれ。お金については売主さんと・・・



いやあ、逃げる逃げる。

らちが明かないので、売主さんにも同席してもらったのですが、売主さんも迷惑そうでした。

「任せているからわからない」というのが答えでしたが、当然そうです。

じゃあだれが責任を取るべきなのか?

皆さんはどう思われますか?

  • 工事屋さんを連れてきたのはアホな不動産屋
  • 工事の内容を支持したのもアホな不動産屋
  • 売主も工事屋さんも不動産屋の指示で動いた
  • 工事屋さんは途中で高さについて再確認している

  • これらを踏まえると、完全にこの不動産屋が悪いですよね?

    しかも最後まで自分の手数料はフル請求です。

    結局売主さんの費用負担で、改善工事がなされたのですが、高さの設定すらわかっていない業者が存在することに驚き、さらに自分の責任は一切認めず、その負担を工事屋さんや売主さんに持っていく、エゲツナイ素人な不動産屋も存在するのです。

    もでる

    不動産屋が責任持たずに誰が工事の支持をする?お前は素人か?



    今でもお客さんが叫んだ言葉を覚えています。

    私も性格が悪いので^^素人のフリしてアドバイザーとして同席していたのですが、まあ恥ずかしい事この上なしの逃げっぷりでした。

    その後、その不動産屋さんは現存していますが、一般のお客さんへの仲介は控えているようです。

    もっぱらプロの不動産屋さん同士の取引のようです。

    スポンサードリンク

    不動産屋の当たり前

    造成地のGLの高さ設定は基本中の基本です。

    GLって何?という不動産屋がいること自体カルチャーショックでした。

    そしてあまりにも物差しが違い過ぎたので、自分がおかしいのかと思うくらいの状況だったのを覚えています。

    それを知らなければ、このように買主にも売主にも迷惑が掛かるのです。

    恐らく工事の費用は全額売主さんと工事屋さんに負担させたのでしょうから、3区画分ともなると、100万円単位でしょう。

    仮に知らずに引き渡しを受けていたとすると、恐らく不動産屋は逃げまくって、買主さんが泣く泣く負担するハメになっていたと思われます。

    まあその場合は訴えるだけですが・・・。

    それでも余分な労力と費用と時間がかかるわけなので、それくらいは理解している素人ではない不動産業者を選びましょう。

    このようなのに引っかかると残念な結果が待ち受けていますので、十分気を付けましょう。