先般、合鍵を使った事件と防犯について記事を書いたが、賃貸物件におけるスマートロックなる文明の力についての記事があったのでご紹介させていただく。

自らも不動産投資を手がけるライナフ代表取締役の滝沢潔氏は、「保有する物件で空き室をいかに減らすかで頭を悩ませたこともある」と言い、そうした経験から、空き室活用を支援するビジネスを検討し始めた。空き室・空きスペースの活用を促すサービスとして真っ先に思い浮かぶのは「AirBnB」や「スペースマーケット」といったマッチングサービスだが、滝沢氏は「大量の物件を抱える不動産の保有者は、実際にはほとんどこうしたサービスには登録していない」という。では、大量の不動産を活用するために必要なソリューションとは何か。滝沢氏が目を付けたのは、空き部屋や空きスペースの無人運用を可能とする、スマートロックだった。
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ライナフでは、サムターン錠の上からかぶせることで、アプリをインストールしたスマホやタブレットとBluetoothで通信して錠の開閉ができるスマートロック「NinjaLock」を開発。2015年6月には量産品をヨドバシカメラで販売開始した。2016年8月には、建物入口のオートロックの自動ドアに設置することで、遠隔開錠やアプリでの開錠が可能なIoT製品「NinjaEntrance」もリリースしている。

スマートロックとは何ぞや?

スマートフォンがあなたの家の「鍵」になる。

そんな「未来の鍵」が日本でも続々発売されています。

既にアメリカでは多くの商品が販売され、一部の先進的な家庭の玄関で使われているそうです。

そんなスマートロックの利便性や安全性をわかりやすく解説します。

スマートロックは、事前に定めていたロック解除の動作をある条件下で簡略化する機能です。

ある条件とは、「信頼できる端末」と「信頼できる場所」、「信頼できる顔(トラステッドフェイス)」、「持ち運び検知機能」の4つです。

そのいずれかに該当する状況にあれば、スワイプするだけでロック解除することができます。

なお、今後のバージョンアップで、声により持ち主本人かどうか判定する「信頼できる声」等も導入されるでしょう。
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スマートロックを使うメリット

スマートロックの使用のメリットは
  • 防犯にその力を発揮する
  • ソニー傘下のQrio社のスマートロックでは「10分後に自動で鍵が閉まる」といった形のオートロック機能を追加することを検討しているそうです。
    これが実現すれば、防犯に大きな威力を発揮してくれるはずです。

    警視庁の発表によれば、集合住宅で発生した空き巣被害の内、なんと4割以上が鍵の締め忘れによって起きているといいます。

    スマートロックのオートロック機能を使えば、空き巣の被害も激減すること間違いなしです。

  • 鍵を「シェア」できる

  • スマホのアプリを使うことで、自由に鍵の「権限」を設定・解除することが可能です。

    例えばベビーシッターやハウスキーパーを依頼している家庭もあると思いますが、ベビーシッターさんにメールやLINEなどであなたの家の「鍵」を送っておけば、シッターさんはあなたが家にいなくても鍵を開けて家の中に入り、そして出る時はちゃんと鍵を閉められるようになります。

    鍵の権限を得るためのURLをやり取りするだけなので、メールでもLINEでもFacebookのメッセージでも鍵のやり取りが可能です。

    消防の設備点検などでも役立ちそうですね。

    赤の他人に鍵を預けるなんて!と思う人もいるかもしれませんが、鍵には有効期限を設定することができます。

    なので、指定の日時を過ぎれば「鍵」は使えなくなるので安心です。

  • 鍵をなくしても大丈夫

  • スマートロックの「鍵」はスマホです。

    ではそのスマホを無くしてしまったら、どうすればいいのでしょうか。

    答えは簡単です。スマートロックロボット「Akerun」の場合、もしスマホを無くしてしまった時は別のスマホに専用アプリをインストールし、IDとパスワードでログインすることで解錠することができます。

     多くのスマートロックでは、カバーを外すと従来の差し込んで回すタイプの鍵も併用できるので、賃貸住宅の場合は大家さんに開けてもらうという選択肢もアリです。

  • Bluetoothの信頼性は高い

  • 多くのスマートロックがBluetoothによる通信を採用していますが、これはBluetoothのセキュリティ性能が高いためです。

    Bluetoothは毎秒1600回もチャンネルの切り替えを行っているため、データを傍受するのは非常に困難と言われています。

    なので比較的カンタンに破られてしまうWiFiと比べると、安全性は格段に高いのです(絶対に破られない、というわけではありません)


    スマートロックまとめ

    このようにスマートロックを使用するメリットは防犯上優れたものと言えるでしょう。

    また冒頭の記事にもあるように、無人で空室の内覧などを開催できる・・・「スマート内覧」のような利用法も素晴らしい。

    「スマート内覧」は、NinjaLockを利用した不動産流通を促すためのサービスパッケージのひとつ。

    物件の内覧希望者がウェブで内覧日時を予約しておけば、スマホや携帯電話で物件の開錠ができるため、不動産管理会社や仲介業者が同行することなく“セルフ内覧”が可能なサービスだ。

    不必要な場合の営業や、うっとおしい営業攻勢もその場でされなくて済むわけだ。

    訳の分からない嘘やパフォーマンスに踊らされることもなくなるだろう。

    不動産業者にもメリットがあり、手間を簡略化できるとともに、本当に真剣なお客さんのみの応対で事が足りる。

    不動産テックの進化と浸透についていかなければいけない事を、我々は理解しなければいけないと、改めて感じた記事でした。

    さて、先駆けて利用する会社は周辺ではどこが取り組むのでしょうか?

    もし取り組まれたら教えてくださいね^^