相続診断士という名前を初めて聞きました。

本来、相続の手続きについては、弁護士・行政書士、相続登記は司法書士が行うのが、法律行為においては一般的です。

では、この相続診断士ってなんなんだ?

役に立つのか?

難しい資格なのか?

という疑問が、資格マニアの私としては湧いてきました。
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相続診断士ってなんなんだ?

相続診断士とは、相続の基本的な知識を身につけ相続診断が出来る資格です。生前から相続問題や思いを残す大切さを伝えていき、お客様と一緒に相続と家族の問題に向き合っていきます。その中で、相続についてトラブルが発生しそうな場合には、できるだけ事前に税理士、司法書士、行政書士・弁護士などの専門家(パートナー事務所など)と一緒に、 問題の芽を早めに摘み取ります。相続を円滑に進める『笑顔相続の道先案内人』として社会的な役割を担います。
引用元:一般財団法人 相続診断協会


相続診断士の試験を統括する、一般財団法人 相続診断協会には上記のように書かれています。

相続診断士は、相続に関する広く多岐にわたる問題を理解し、一般の方への啓蒙活動を行うそうで、法律行為に対しては全く権限が無い資格です。

上記の通り、「弁護士や行政書士等のパートナー事務所?と一緒に」と書かれているように、税理士、司法書士、行政書士・弁護士などの仕事の営業行為をする資格である、という読み取り方が出来ます。

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え、もしかして体のいいピンハネ?



営業行為(啓蒙活動)なので、ピンハネとまでは言わないかもしれませんが、紹介行為と相談費用の様なものが発生するのかもしれません。

あくまで、相続の手続きをするのは弁護士や行政書士等なので、相続診断士の存在意義はカウンセラーやコンサルタントとしての意味合いしか無いのです。

「相続診断士」でググって見ると、やはり胡散臭い詐欺?という様な言葉が並んでいます。

2011年12月から開始された資格で、全く世間に浸透していない事と、法的手続きを行う権限が無い事が相まって、その資格の目的自身がはっきりしないものであることが、原因の様です。

相続に関しての気軽な相談をできる人がいない

きれいな職業として目指す所、その存在意義はどういったことでしょうか?

実際に相続診断士になった人の声で多いのが「こんなに相続に関して悩んでいる人は多いのか」というものです。

診断士になると、診断士の証である認定証カードが発行されます。

また、多くの人は名刺に相続診断士である事を明記するみたいです。

すると「実は相続に関して悩んでいるのだけど・・・」とか、「ちょっと聞きたい事があるのだけど・・・」という話がどんどん舞い込んでくるそうです。

相続というのは、「人の死」と「お金」という話題にしにくい話が2つも入ります。

そもそも、まだ相続税等が発生していない段階で、誰に相談していいのかも分かりません。

しかし近年、遺産分割の訴訟も増えている事もあり、まだ相続が現実になっていない段階から準備しておく事が大切です。

その準備のきっかけになっているのが、相続診断士だと言えそうです。

が、できるのはあくまで相談と、プロの紹介だけ。

つまり、相談相手としての資格なのです。

であれば、やはり実務に長けている行政書士や司法書士に相談するのが正解でしょう。

おかしな宣伝広告でフィッシングされてしまい、「知らない間に費用が発生していた」なんてこともあるようです。
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相続診断士の資格合格率は90%以上

相続診断士の資格合格率は驚異の90%以上です。

つまり誰でも取れる資格なのです。

だから胡散臭いんですね^^

相続診断士の資格の目的は、「現実に相続で困る前の段階で、気軽に相談にのる事ができる資格」と言う事なんですが、であればやはり、行政書士や司法書士に相談するのが正解です。

実務をこなしているのと、机上の知っている人では大きな差があります。

これは間違いないことです。

野球でも、あのピッチャーなら打てる!なんて軽口をたたいている人は、まず空振りします。

普段練習をしているから打てるんです。

間違って相談し、空振りされたらたまりませんよね?^^

よく聞くのが保険屋さんがその資格を取って、相談に乗りながら保険に加入させるというビジネスモデルですが、単体では利用価値がほとんどない資格なので、バーターで利用するのが正解でしょう。

しかし、「資格を取ってそれを収入に・・・」という考えでは取ってはいけない資格です。

あと10年くらいたって、社会的価値が上がれば良いですが、試験を受けるのに37,800円もかかるので、お金と時間の無駄遣いといえるでしょう。

コストパフォーマンスが激悪な資格といえるでしょう。

以上、相続診断士は意味ない資格でした。