不動産の仕事には主に、自社物件の売買、売買の仲介と賃貸の仲介、賃貸の管理という業務があります。

ここでは不動産屋の基本である売買と賃貸の2種類についてお話しします。

どちらとも仲介の仕事についてですが、営業スタイルや営業マンの年齢層、必要となる専門知識など異なる点が多くあります。

同じ不動産業ですが、はっきりと違います。

この違いは見た目にもわかる事が多いので、その点も含めてご説明します。

仕事の大変さ・性質について

仕事の大変さは圧倒的に、売買仲介>賃貸仲介です。

どちらも契約をとって売り上げるを上げるために日々行動して行く訳ですが、売上が達成してなければ、会社や上司から色々言われるのは同じです。

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しかしその仕事の性質は全く違います。

  1. 仕事の内容の責任度が違い過ぎる
  2. 売買になると当然動く金額が大きいので、それなりの責任とトラブルがついて回ります。

    賃貸の場合は金額が基本的に低いので、当然責任の範囲もトラブルの大きさも限られます。

    そして私が知る限り、責任を取りきる賃貸の営業や会社を見たことがありません。

  3. 専門知識の必要量が違い過ぎる
  4. 賃貸の営業は基本的にパートやアルバイトでもこなせます。

    実際にかき入れ時の3月には大学生がアルバイトで案内している不動産屋を数多く見ます。

    また重要事項説明なども、未だに本当の意味できちんと調査をしている不動産屋さんは、新居浜市には存在しません。

    重要事項の登記簿記載事項欄が調査されていない事も当たり前にありますし、所有者が違うにも関わらず所有者と異なる貸主での契約書も当たり前に存在します。

    そんな事ばかり目にしているので、堀江貴文氏が言っていましたが、「賃貸で仲介手数料1か月分は取りすぎ!」という意見に大賛成です。

    売買については、しっかりとした仕事をしようとすれば、民法・建築基準法・都市計画法・農地法・宅建業法・文化財保護法等の基本的な法律はもとより、住宅ローンにも精通しないといけませんし、税務についても知識が必要です。

    そして何より、法律に基づき、物件の調査を的確に行える能力が問われます。

    いわゆる物件の”加工能力”です。

    どうすれば100点の物件になるのか、建築する上で問題が起こらないのか、という物件を調査して100点の物件に仕上げる能力が必要になります。

    また、相続や離婚など、人間の欲とお金が絡み合う場面にも遭遇しますので、よき法律アドバイザーとしての最低限の知識と経験が必要です。

  5. 売買については売り上げが0か100かの世界・賃貸はコツコツ型
  6. 賃貸での売り上げが0なんてことはまずありえません。

    コツコツと売り上げが積み上げられていきますし、シーズンによっては忙しすぎる時期があるので、売り上げは読みやすいでしょう。

    逆に売買については0が起こり得る可能性は当然あります。

    大きな案件に掛かりっきりになり、話が流れると0ですから、一か八かの部分が正直あります。

    つまり結果として、営業としての成績について、必死になる度合いが違い過ぎる事になるのです。

    このことは先に述べたように責任感にもつながります。

    一つ間違えば会社が何千万ものお金を払い、物件を引き取らなければならない事だって起こるんですから。


賃貸について蔑んだ分析になっていますが、実際の所私は賃貸は仲介するものでは無いと考えています。

オーナーになって貸す側にならなければ、広告業の延長の様な気がしてならないからです。

少し偏った考え方ですが、売買をする人間の大部分が心の中で思っている事です。

仮に同じ10万円の報酬を受け取ったとしても、のしかかる責任は天と地の差がありますし、現行の賃貸屋さんの収益の上げ方について、姑息なやり方をする会社が存在するのも、この蔑んだ考え方の根底にあります。

消毒費用やAD、振り込み手数料等、ありとあらゆるところから吸い上げようという行為が、私の性格には合わないのです。



この辺の記事を参考にして下さい。

以上、簡単に売買と賃貸の性質についてまとめてみました。