「どんな不動産でも売れる」はもう昔の話になりつつある


「どんな不動産にだっていいところはある。売れない不動産なんてない。」
私はそう教えらえてこの業界にいます。

「新居浜では売れない物件は無い」と確かに思ってきましたが、ここ最近は、傾向が変わってきました。
「売れない物件」が珍しくなくなってきたのです。

需要供給の関係で言えば需要が限りなくゼロに近い物件が出てきました。

価格が下落したため売却価格で抵当権が抹消できない不動産を「不良資産」「担保割れ物件」と呼びますが、今では、そもそも処分すらままならない本当の「不良資産」が増えているのです。

ではどういった物件がそういった傾向にあるのか?

ここではその傾向について話したいと思います。


売れない不動産の特徴と見分け方

何とかなる・・・売却できる不動産かどうかの基準は賃貸需要があるかどうかです。

最悪、賃貸需要があれば所有者にとってまだ打つ手はあるからです。

賃貸に出せば固定資産税や不動産の管理等のランニングコストはまかなえます。

本当に問題なのは賃貸需要も見込めない不動産です。

農地や古家があるもの、建物を建てても入居が見込めない地域、これらで賃貸ができないものについては、基本的に「売却できない」と判断して差し支えないでしょう。


最終的には
「お金なんていらないから引き取って欲しい」

から


お金をもらってもいらない

となってしまいます。

下落

新居浜市でも色分けが進んでいる


新居浜市内でも地域によって売却できないという傾向が強くなっている所が出てきています。

自分が所有している不動産について、真剣に将来を考えられた方で、売れない地域に不動産を所有している人は、実は先んじてその活用をしています。

それが近年の太陽光パネルによる売電事業です。
賢い方はそれをされましたが、太陽光バブルが弾けた今、次に打つ手が見つからない状況です。

太陽光についても20年後、産業廃棄物の山となる可能性はありますが、それでも20年間はお金を生んでくれます。

それに乗り遅れている且つ売却できない地域の物件は、正直「目も当てれない」というのが実情です。

そんな状況にあるにも関わらず、それに気づいてない方が多いのは我々の情報発信が足りていないのと、誇大広告が横行しているせいでしょう。

どうすれば気づくことができるでしょうか?

子供や孫に負の資産を受け継ぐことには抵抗はありますよね?

子や孫の為にも、もうすぐそこまでやってきている現実を受け入れてもらう為にも、冷静に判断できる為の市場状況を把握しておくことが大切です。

今一度、所有している不動産について価値判断をしておきましょう

売れない物件が出来ていく理由

その主な原因は価格下落、供給過多、人口減少等の複数の要因が重なり合い、簡単に処分活用ができない物件が増えているのです。

そもそも買う側のニーズのトレンドが10年前とは全く異なっています。

「割安だから買う」ではなく「割安で良い条件の物件を買う」なのです。

それができる環境が整っています。

つまり普通に条件の物件であれば、売却するためにあらなるメリット・・・さらなる値下げをしないと売れない。

次から次へと価格の下落につながるのです。


大切なのは”将来の価格を現状からイメージすること”です。


打つ手は無限

そのイメージができる眼があれば、起こすアクションも決まってきます。

今ならまだ打つ手はあるでしょう。

「打つ手は無限」とよく教えられましたが、その手が限定されていく感覚を持つことが、資産価値がなくなる前に不動産を処分することには一番重要なことです。

売れない物件が生まれていく前段階のこの時代に、皆さんには冷静な目と、広告サイトなどの誇大広告に振り回されない、正確な判断能力を少しでも持って頂ければと思います。

ここでよくある気の毒なパターンに陥る方の特徴を。

物件の長所やメリットばかりが目について案外デメリットに気が付かないものですが、自分の所有する物件が、とても良い物件だと思っている方は要注意です
自分が思っている程”べっぴん”ではないのです。男前でもないのです。

上から目線の人間が嫌われるように、不動産も同じです。

過度な自信は禁物です!

アホな不動産業者が時代錯誤に持ち上げることも未だにありますので、自分の思っている半分くらいの評価で考えておくと良い未来が拓けやすいです。

タダでも売れない日に備えての心構え4か条

  • 賃貸需要があるかどうかの確認

  • 早い段階での資産価値の確認

  • 将来の価格を現状からイメージすること

  • 自分の思っている半分くらいの評価で考えておくこと

これからの時代に不動産の活用・売却をするのであれば、4つの心構えを持って不動産の活用・売却を考えてください。